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西川君は葬儀後のひと通りの用を済ませ
またLAの職場へ戻っていった
次はお互い大好きなバリ島で落ち合う約束をした


西川君が医師の道を選んだきっかけは
17歳のときに母親を急に亡くしたことだった
そして今回も同じような形で父親を亡くすことに


「結局医者なんて何もできないんです
せいぜい死期を伸ばすことくらいです
でも僕は両親のそれさえもできませんでした」


悲しみの吐露でも怒りの爆発でもなく
ただ淡々と静かにむしろ毅然として
だがその続きを口にすることはなかった


空港で別れるとき
わたしは力の限り
西川君を抱きしめた









  
人生が一本の線に例えられるとして
死というものが線の端だとしても
そこですべてが終わってしまうわけではない
人生は線ではないのだ


わたしはいわば
「何かの続き」とか
「何かとの繋がり」
として生きているような気がする


人生は輪なのだろう
輪、イコール和なのだ
イメージとしてまさに
オリンピックの五輪がいっぱい繋がっている


ひとつの輪が薄く切れそうになっても
隣接する幾つかの輪が支えて補強する
そして切れたとしても
落とさない無くさない忘れない


その輪を自分の輪に巻きつけて
太く強くなっていくのだ
悲しみを払拭しながら
思いを受け継いでいく


残されしものたち
いつか自分も
切れる立場となることを
必ずその日がくることを






パパさんのとまと
甘い甘いとまと
おかげできょうも元気








  
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