2006 11123456789101112131415161718192021222324252627282930312007 01
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  
帰宅したその夜に夢を見た






西川君ではないです




春に西川君とふたりで行った鎌倉
山があって海があって静かで
わたしたちはここが気に入った

夢の中ではわたしは登場せずに
西川君がひとりで歩き回っていた








目が覚めたら西川君が

「やちさん、次の三拍子の日にしますね」

何のことかと訊ねると

「プレゼントです、遅くなりましたがクリスマスのです」



どういうことだろう
クリスマスにもらうから
クリスマスプレゼント、なのに


西川君は相変わらず美しく微笑んで何も答えない
しかも次の三拍子の日はどう考えても年明けになる
もうクリスマスどころではない



まあいいや
西川君はたまにおもしろい謎
こういう謎には素直に巻かれよう


スポンサーサイト
  








Happy Merry X'mas


  
西川君が言ったとおり
「楽しみにしている」ことだけに
わたしは集中することにした


小さくて冷たくて痛いだけのベッドに
一日のうちに数時間は縛り付けられる
だるさ、吐き気、発熱、不眠
何もかもが白くて四角い病室











日にちと曜日はおろか
時間の感覚もしだいに薄くなっていく

決まった時間に決まって来る人と物
わたしがそれらを認識することで
やっとその日の意識を取り戻すような感じだ


「ただ楽しみにしている」ことは
苦痛を伴う難しいことだった



  
赤と闘う 2006-12-06
ライトアップされた樹々は幻想的で美しかった

赤い色はわたしのイメージカラーではないが
とても好きな色でありそれと同時に
謎が多く奥行きが深い、難しい色だと感じる


わたしの身体には赤い血が流れている
それが体外に出ることは許されない
身にまとうことは出来ない、赤
じっと見ていると震えがくる


自分の身体と正面から対峙しなくてはいけない
その時がまたやって来た


西川君の頭の中はわたしのことであふれているんだろう
こぼれ落ちるその想いのなかだけでわたしは生きられる











身体の中に小さな光が見えたなら
わたしはそれだけを信じて生きる



あしたから二週間、今年最後のイベント




「クリスマスプレゼントはもう決めてありますよ、楽しみにしていて下さい」
白衣を着ている西川君がその姿に似合わずいたずらっぽく笑った


それ聞いたら頑張っちゃうぞって思っちゃうじゃない
あたしはもう頑張らなくてもいいんじゃなかったの


「頑張らなくていいんです、ただ楽しみにしていればいいんですから」




  
親方と弟子 2006-12-02
1 西川君の仕事が休み

2 晴れていて風が無い

3 わたしの体調が良い


この三拍子が気持ちよく揃うと迷わず外出する

1、は決まっていること
2、は予想がつけられて
問題は3、だ


西川君は前の晩黙って準備をする
米を研ぐそのリズムを聞きながら
わたしはうとうとする


「親方、あとはあっしにまかして早く寝てくだせぇ」

そうか、頼んだぞ一番弟子よ


明日の朝体調が良かったら
海苔と具が用意されていて
あとはわたしがにぎるだけ
職人技を披露する準備万全


おにぎりひとすじ、なーんじゅーねーん
このおにぎり、いっこいちまーんえーん
鼻唄まじりであっという間に出来るのだ


「親方ぁ、朝から絶好調っすね」


さ、行こう












そうそう弟子よ言い忘れてたんだけど
今回のお米、無洗米にしてみたのだよ
見分けがつかんとはまだまだ修行が足りんぞよ
確かに、研げばさらにツヤは増すってなもんだ


「そうでしたかぁ親方、道理でシャリのイキが違うと思いやした」










合作おにぎりはきょうも美味しい


  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。